メガネっ娘はメガネが本体

小谷ちあきと加藤里保菜が好きです

就職のしくじりセンセイ①

「この業界に興味ないな」、「この業務得意じゃないな」といった悩みを抱えて仕事をしている方は多いと思います。
最近は北野唯我さんの「転職の思考法」といったキャリアに関する本がヒットするしていることからも、多くの人が給与といった待遇よりも自分にあった仕事をしたいと考え始めているのかもしれません。
これに加え、テクノロジーグローバル化による終身雇用の崩壊、ホリエモンをはじめとした多くのビジネス系インフルエンサーの台頭により、人生を好きでもない会社に捧げるのではなく、自分がやりたいと思うことを仕事にして収入を得たいといった考えも広まっています。

ネコツータこと私も仕事をしている中で
「本当にこれを楽しめているのかな?」
と思うことがあります。
また、銀行時代は業務内容がやりたいことでも得意なことでもなかったため、毎日会社に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

今回は私がこれまでのキャリア選びの失敗談を踏まえ、
しくじらないキャリア選びの方法を考えていきたいと思います。

【目次】

『やりたいこと』VS.『得意なこと』問題

最近世の中に出ているキャリア本の多くで
「得意なことを仕事にするべきか?それともやりたいことを仕事にするべきか?」といった問いに対して、
「やりたいことは得意じゃないリスクがあるけど、得意なことを続ければ周りに褒められるので、得意なことを仕事にしたほうがいい」
という結論を出しています。

私はこれまで仕事選びで失敗した経験から、以下の理由から『やりたいこと』を最優先して仕事を選ぶべきだと思います。

  • やりたいことのほうが集中力が持続して高いパフォーマンスが発揮できる
  • やっていくうちに得意になることのほうが多い
  • やりたいことをしている人は楽しそうに見えるので、人が寄ってきて新たなつながりできる好循環が生まれる
  • 得意だけどやりたくないことをしていても、やりたいことが頭をよぎり、集中力が落ちる
  • やりたくないことで失敗をしても、「これはやりたいことじゃないし」といった言い訳を頭の中で行ってしまう


また、仕事選びの軸を考えるために以下の図を用意しました。

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図1

①のやりたいことかつ得意なことを仕事にできれば楽しくパフォーマンスを発揮でき、周りからも高い評価を得られます。

逆に④のやりたくないことかつ不得意なことを仕事にしてしまうと、
やる気の低下→パフォーマンスの低下→評価の低下→やる気の低下→...
といった負のスパイラルに陥る可能性が大いにあります。
(私の銀行員時代がまさに④でした。ここで悩んでいると精神的に病んでしまう可能性が高いので、いますぐ部署異動か転職をオススメします。)

いきなり①に行くのが難しい場合でも、とりあえず②の領域に行った上で、仕事に慣れていくことを通じて徐々に①にシフトしていくことが最良だと考え、自身でも実践しています。

『じゃないこと』から逆算する

いきなり①、②の領域を目指せと言われても、就活生や社会人歴が浅い方は何がやりたくて、何が得意なのかがわからない場合も多いと思います。
そんな時は『じゃないこと』から逆算して仕事を選び、続けていくうちに自身の適性を図るのもオススメです。

具体的にはこれまでの人生の経験から図1の④の領域にあてはまること、すなわち『やりたくないこと』かつ『得意じゃないこと』をひたすら箇条書きし、極力そのリスト内の業務がない仕事を選びます。

例えば、
<やりたくないこと>
* 「自分がいいと思っていないものを売りたくない」
* 「長時間残業したくない」
* 「何重もの承認プロセスを踏みたくない」

<苦手なこと>
* 「細かいルーティンワークといった単純作業」
* 「同調圧力が強く、自身の意見が言えない雰囲気」
* 「図やイラストを描く」

といった形でリストアップし、会社の業務紹介ページや実際に働いている社員との面談を通じて入社後に自分が行うであろう具体的な仕事の情報を集めて、リストに該当している部分が多い場合は入社を避けるといったものです

また、『じゃないこと』から逆算することがいい理由は他にもあります。 仕事ではやりたいことを行う中で、それに付随する多くの業務をこなさなければなりません。
その付随業務にやりたくないことや苦手なことが多く含まれているとそれだけでモチベーションや集中力が下がり、
やりたいことができているはずなのに、楽しくないといった事態に陥りかねません。

そのためにも、『これだけは絶対に避けたい』といったことを自身で定義し、それを極力行わないで済む環境に身を置くことが大切であると考えます。

終わりに

キャリアを考えていく上で、自身のやりたいこと、得意なことを選択することは重要だと思いますが、 いかにやりたくないこと・苦手なことを避けて仕事ができる環境を探すことから考え始めて見るのも一つの手段かと思います。