メガネっ娘はメガネが本体

小谷ちあきと加藤里保菜が好きです

15年ぶりに遊戯王にプレイしてみて思ったこと

松坂桃李くんがTwitterでよく話題にしていて興味を持った私はKONAMIのゲームアプリ『遊戯王DUEL LINKS』(以後リンクス)を始めてみた。

今から15年以上前、小学生の頃の私は友達とよく友達を公園でデュエルしていた。
当時から原作の大ファンだった私は海馬社長のブルーアイズや遊戯のブラックマジシャンなどを積極的に使っていた記憶がある。

さて、リンクスを始めてテンションが一番上がったのは、当時好きだったキャラクターを使ってデュエルができるだけでなく、キャラの個性や使用カードに合わせたスキルを使えることである。
スキルを用いてパンドラがブラックマジシャンを初期手札に必ず入れられたり、迷宮兄弟がゲートガーディアンを召喚できるといった特殊スキルに懐かしい気持ちを感じた私がリンクスにハマるのにはそう時間はかからなかった。
実際、ここ3ヶ月ほどは空いた時間にはほぼリンクスばかりしており、半ばゲーム廃人のようになってしまっていた。(リンクスは通常のアプリゲームと違い、ライフがなくても通信対戦ができる仕様であるため、やろうと思えばずっとプレイし続けられるようになっている。)

遊戯王カードも15年前からだいぶ進歩しており、基本的にテーマデッキが主流だったり、融合がめちゃくちゃ活用されていたり、シンクロ召喚という新しい召喚方法も追加されていた。また、そんな新しい環境の中でもブルーアイズホワイトドラゴンやブラックマジシャンといった昔ながらのカードに対するサポート魔法・罠も増えており、いまだに現役で活躍している姿に感動を覚えた

今回はそんな遊戯王大好きな私が子供の頃考えていた遊戯王と大人になってやって見たリンクスの違いを書いていきたい。

子供の頃思っていた遊戯王

ステータス・破壊効果こそ全て

攻撃力の高いモンスター、相手のカードを破壊する効果のカードが多いデッキが強いと考えていた。小学生で公式ルールとかは知らなかったので平気でサンダーボルトを3枚入れたりとめちゃくちゃだった。 そのため、一枚一枚のカードはすごく強いがデッキとしてはバラバラという状況が出来上がっていた。

ライフを削るなんて考えられない

当時の私は『神の宣告』を使う人の気が知れなかったし、使っている人を見たこともなかった。『神の宣告』は自分のライフポイントを半分にすることで、相手が発動したカードやモンスターの召喚などを無効にできる最強の罠カードである。
また、『いたずら好きな双子悪魔』や『盗賊の七つ道具』といった自分のライフポイントをコストにして発動するカードもほとんど入れていなかった。

相手のライフポイントを0にすることを競うゲームなのに自分のライフポイントを減らしてまでカードを使う意義を感じていなかったのだろう。
自分がいかに強いカードを引くかや、自分のライフをいかに相手よりも多く保つかなど、自分にばかり焦点が当たっていた。

 

大人になってやる遊戯王

相手のライフポイントが減るのはただの結果

子供の頃、相手のライフポイントをいかにして0にするかばかり考えていたが、大人になり様々な経験をした今ならそれはただの結果なのだと思える。
今私が重視しているのは相手のライフポイントを0にするまでの過程なのだ。ひとえにライフを減らすといっても、モンスターによる戦闘ダメージ、カードの効果ダメージなど様々である。様々なカードによる連携を駆使して、相手よりも自分のフィールドが優位な状況を築き、相手の打ち手をことごとく潰していけば必然的に相手のライフは0になるだろう。このアドバンテージ奪取を高い再現性で構築できるアプローチを考えることこそがカードゲームの醍醐味であり創造性が発揮される部分だと私は思う。(そのためにも相手のどんな打ち手も無効化できる『神の宣告』のような無効効果持ちのカードは重宝している。)

簡単に言うと、
「ライフポイントを減らす⇨アドバンテージを取る」
という認識が、
「アドバンテージを取る⇨ライフポイントを減らす」
と変化した。
 

また、アドバンテージを取る方法は、

  • 攻撃力が高く、破壊耐性のあるカードを出す
  • 相手の魔法・トラップを無効にする
  • 相手の手札を減らす(自分の手札が相対的に多い状態にする)

など様々である。 特に相対的に手札を増やすのは子供の頃には全く意識していなかったアドバンテージの取り方である。

サーチ!サーチ!サーチ!

今の遊戯王をプレイしていて一番驚くのはサーチカードの豊富さだ。
モンスターを召喚 ⇨効果でデッキから好きな魔法・罠カードを手札に加える ⇨魔法の効果でデッキからモンスターカードを墓地へ送る ⇨墓地に送ったモンスターの効果で墓地から蘇生する ⇨蘇生したカードの効果でまたデッキからカードを手札に加える

これは一例であるが、今のリンクスではこんな感じでいくらでも欲しいカードをデッキからフィールドや手札に持ってこれる。(ちなみにこれをやると対戦相手はひたすら待たなければならないのであんまり楽しくない...)
カードを持ってきたあとはまた効果を発動してコンボをつなげアドバンテージをとっていくのである。

私が当時好きで生贄モンスターを必死で集めて召喚していたブルーアイズホワイトドラゴンも、今では魔法やモンスター効果を駆使して1ターン目から3体揃えることができる。

初期手札やフィールドに制限があるリンクスでさえサーチ合戦が行われているのだから、実際のカードゲームはもっとひどいことになっているのであろう...

好きなキャラとカードを使うのが一番

子供の頃は遊戯王の強さがコミュニティ内での発言力に直結していたため、なるべく勝てることを第一に考えてプレイしていた。
でも今は遊戯王は生活の中心ではなく、あくまで余暇にストレスの発散として行う遊びであるため、楽しめることを第一にやっている。
そのために好きなキャラを使ったり、漫画で行われていたコンボを再現したりと、とにかく自分のテンションが上がることを第一に考えている。もちろん、全然勝てなかったり、1ターンで相手にボコボコにされるなど嫌なこともあるが、遊戯たちの世界がスマホ内に広がっており、それを操作してモンスターを召喚できていることが何より楽しいと私は感じている。

 
まぁダラダラまとまりもなく書きましたが、デュエルリンクスはいいゲームなんで皆さんもぜひ一度プレイしてみてください!